ガン告知
先日、東海地方が梅雨入りした。早い遅いはあっても、毎年季節は1年を駆け足で走りすぎていく。
私たちはその中で、平穏な生活を願いその平安な毎日が何事もなく過ぎていくことを願う。
私も普段は会社で与えられた仕事を何とかこなし、休みの日には始めたルアーフィッシングを楽しみ、
住み慣れた街で日々変わらない毎日が続くと信じて疑わなかった。
しかし私の体は少しずつだけど確実に病魔に侵され始めていた。
6月4日の忘れもしないガンの告知、その現実を受け止めるにはしばらく時間がかかった。
前日、偶然テレビで観ていた黒澤明の「生きる」という映画 、胃がんに侵された主人公が残された
時間を必死に生きようとする。雪の降る公園で「ゴンドラの唄」を歌うシーンでは涙がこぼれた。
今後どうなるのか・・・手術は・・・治療は・・・いろんな不安が頭の中を回り続けます。
でも私は生きなければいけません。私の回復を願う人がいる限りあきらめるわけにはいかないのです。
これから仕事を休み、故郷で治療に専念しますが、私の問わず語りを届けたいと思います。
コメント 0