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さよならドビュッシー [本]

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 第8回「このミステリーがすごい」略して「このミス」大賞受賞作。分類上ミステリーはミステリーだけど生粋のミステリーファンには評価されないだろうと思われる小説。

内容は人気アニメ「のだめカンタービレ」と浅見光彦シリーズを足して割ったようなもので登場人物のキャラもアニメ風だし、ちょっとついていけない面もあるが、オリジナリティーがなくともある程度、構成面で勝負に持ち込めているのは認めたい。

途中投げ出しそうになりながらも、ようやくたどりついた最後の展開には正直驚いたが、これによって途中のスポ根の純情さは木端微塵に吹っ飛ぶことになる。別にミステリーにしなくても・・・というのが私の率直な意見。

「ドビュッシー」や「アラベスク」とか「月の光」だとかクラシック音楽用語が何のことやらわからない人にも楽しめる内容になっていますが、続編は同じくクラシック系で「おやすみラフマニノフ」だそうです。登場人物がピアニストですから仕方ありません。今後は嶋先生メインで3部作にでも挑戦してほしいものです。ペンネームから著者は岐阜県のひとかなと思ったら、その通りでした。何でって?わからない人は調べてね。

ドビュッシー ・・・ フランスの作曲家で印象主義音楽の第1人者。ソフトバンクのCMお父さんが空を見上げているときのBGM「亜麻色の髪の乙女」が有名で、日本ではロマンチックなピアノ曲に人気があります。


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