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のぼうの城 [本]

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豊臣秀吉の小田原攻めの時、本城が落ちたにもかかわらず、最後まで開城しなかった武州忍城。城主はさぞ名将かと思いきや、馬にも乗れず何の武功もない「でくのぼう」のような大男のため、農民から「のぼう様」と言われていた成田長親という城代だった。

成田家当主の氏長は戦の始まる前から豊臣方に寝返るつもりで、敵が攻めてきたら降伏するように言い含め、少しの人数を城に残しただけで小田原城に去ったが、2万の大軍に囲まれた忍城では寄せ手の総大将、石田光成が寄こした使者の横柄な態度にめずらしく激した「のぼう様」長親は、勝手に戦うと言い出した。

戦史に残る有名な「忍城水攻め」を壮大なスケールで描く歴史ドラマ。光成の「あらくれ物の関東武者をこうも自在に操ることのできる大将とはいかなる人物か?」という疑問に本書は答えられるのか否か、「まあ読んでみて」としかいいようはありませんが、一気に読ませるだけの面白さはなかなかの物でした。映画化され来年秋に公開の予定ですが、映画にするにはうってつけの題材ではないかと思われます。

映画「のぼうの城」公式サイト→http://nobou-movie.jp/index.html


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